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| 私は不知火海でチリメンジャコの漁をしています。チリメンジャコは日本各地の大きな河川の流れ込む海域が好漁場です。豊富な養分を含んだ川の水が海水に溶け込み、プランクトンが生まれ、それを食べに集まります。 雨量が少なく球磨川からの水量が少ない年は不漁で、水量が多い年は豊漁です。他のエビ類や小魚もそのようです。球磨川の水は小魚にとっては赤ちゃんのミルクと同じようなものです。球磨川からの天草上島上水道への取水。川辺川ダムから農業用水への利用など、これらは不知火海の環境を変えると思います。 小魚や小エビなどがいなくなれば、海の食物連鎖の関係で、それらを食べるタチウオやタイ、スズキなどもいなくなるでしょう。 また不知火海に流れ込む水量が減る事によって、海水温と塩分濃度が上昇し、赤潮の発生も多くなるでしょう。 各地で海の漁師たちが、川の上流の山に木を植え、育てています。川辺川ダム建設は、それに反し、時代に逆行していると思います。川辺川ダムができた場合、一番影響を受けるのは、不知火海の漁民じゃないかと私は思います。 何年か前、私は子供たちに「こどものころは、海岸の砂地には、すき間なく緑色の藻が生え、それに大きなイカが卵を産むのを波止場の上から見られた。魚もいっぱいいて、アコウの大木の枝から、海に飛び込んで遊んでいたよ」と話をしていたら、「お父さんは、なぜそんな美しい自然を守ってくれなかったの」と言われ、がくぜんとしました。 国や県、市町村など広報などでは、自然を大切にとか、環境保護をいいますが、実際は自分たちが一番環境を破壊しつづけているんじゃないでしょうか。 ダムの問題は不知火海の漁民も、また建設費などを考えれば、県民全体でしっかり考えなければいけない問題だと思います。 熊本県上天草市議会議員 龍ヶ岳の海と食を護る会代表 北垣水産代表 北垣 潮 |
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| 稚魚の産卵場所に必要な「アマモ」が砂浜に繁殖している。環境が回復してきたのはここ数年のこと。(2007年5月上天草市龍ヶ岳町海岸で) | 「アマモ」に産卵に来た「ミズイカ(アオリイカ)」海岸の直ぐ近くで見られる。(2007年5月上天草市龍ヶ岳町海岸で) | ||||
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